【S1最終2159/580位】毒化粧ギミックサイクル

S1で使用した構築について書いていきます。

結果

TN ちとせ

最終レート2159/580位

 

構築経緯

9世代新規ポケモンであるキラフロルのビジュアルと性能に惚れたのでこのポケモンを使う事から考えました。現在キラフロルは気合いの襷を持たせて起点を作るというのが一般的な型として認識されていますが特性による選出誘導力の高さから毒菱展開に強いポケモンを選出されやすく強い動きが出来ずに退場してしまう事が多かったので今回は高い特攻と絶妙な技範囲で意表がつける眼鏡型での採用としました。キラフロルを軸に取り巻きのポケモンを考えていきます。

 

まず相性補完に優れるアタッカーとしてキラフロルが誘う水地超に強いマスカーニャと鋼に強いウルガモスを採用しました。毒菱展開に耐性があるサザンサーフロトムには両方強めです

 

次に拘り持ちを採用するに当たって攻め1受け2や攻め2受け1の選出もしたいので柔軟に対応出来そうなクッションとしてキラフロルが誘う地面技を無効に出来る物理受けのアーマーガアと毒菱無効アタッカーに強めな特殊受けのドオーを採用しました。

 

最後に状態異常頼りの絡め手や積みに強く毒菱展開とも相性が良い身代わりラウドボーンを採用して構築が完成しました。

 

 

コンセプト

・受け攻めサイクル

・毒菱+積みサイクル

 

個体紹介

キラフロル/妖/拘り眼鏡

控えめ/毒化粧

159(4)-x-110-200(252+)-101-138(252)

パワージェム/大地の力/エナジーボール/マジカルシャイン

 

B:A172ドラパルトの鉢巻ドラゴンアロー耐え

C:眼鏡大地の力でH振りサーフゴーを12/16で倒せる

 

相棒枠。眼鏡型の主な役割は型誤認による奇襲です。同タイプのウツロイドが習得出来なかった特殊地面技を使える点が大きく岩+地の範囲により補助技が優秀かつタイプ受けのされにくい特殊アタッカーという立ち位置を確立しました。残りの技はカバルドン、ヘイラッシャ、ロトムといった水地打点のエナジーボールと環境に蔓延っているドラゴンへの打点としてマジカルシャインを採用しました。マジカルシャインを使う時にクルクルって回るのが凄く可愛いです。

 

テラスタイプは高威力の竜技を遮断しつつマジカルシャインの火力を上げられるフェアリーでずっと使用していました。毒化粧はおまけ程度で序盤に数的有利を取ることが理想の動きなので必要な対面では積極的に初手テラスタルで奇襲していきます。ステロ撒菱ガブリアスが流行していた時はおいしい思いをさせていただきました。やみつきになる火力と技範囲をもっているので1度は触って欲しいポケモンです。

 

ウルガモス/妖/厚底ブーツ

図太い/炎の体

192(252)-x-125(228+)-156(4)-126(4)-123(20)

炎の舞/蝶の舞/吹き飛ばし/朝の陽射し

 

H:2n(朝の陽射しの回復量が小数点以下切り捨てのため効率意識の偶数調整。でも定数ダメージは増える)

S:準速キノガッサ抜き

 

積みエース。炎タイプなので毒菱展開との相性も良いです。キラフロルが誘う特殊ポケモンを起点にしたり物理ポケモンに毒菱を踏ませて耐久したりします。9世代でまた即時回復技を習得し場持ちがよくなったのでネチネチとした戦い方が出来るようになりました。対面からの積み展開だけではなくマスカーニャに投げたり(通称"火炎瓶")クッションとしての役割も持てます。

 

テラスタイプはフェアリーです。炎マリルリが話題になっていた時は水で使ったりもしていましたがウルガモスはHBに振っても物理耐久が高いとは言えないため今は高威力の竜技を遮断出来るフェアリーが読まれても1番使いやすいのかなと思いました。

 

最後の技は一般的にテラバーストや鬼火で使われる事が多いですがテラスタルをキラフロルに使う事が多い関係上なくても仕事が出来る吹き飛ばしを採用しています。蝶舞ウルガモスミラーで圧倒的に有利になるほか毒菱を強引に踏ませたり起点回避をしながら有利な相手との対面で積めたり非常にトリッキーな立ち回りが出来る面白い技です。

 

アーマーガア/闘/ゴツゴツメット

腕白/ミラーアーマー

205(252)-107-168(220+)-x-105-92(36)

ボディプレス/蜻蛉返り/鉄壁/羽休め

 

S:20振りアーマーガア抜き調整のドドゲザン抜き(50-67族意識で少し)

 

物理受け。数的有利を取った後にドオーと受け回して詰ませたり、物理ポケモンに投げて蜻蛉返りでウルガモスに繋いだりします。カイリューの鉢巻炎のパンチ、炎ガブリアス、電気セグレイブなど安全に受けようと思ったらアーマーガアにテラスタルを温存する必要があるため受け駒ではなくクッションとして使う事が多かった気がします。

 

テラスタイプは格闘です。元々鉢巻カイリューに最も安定するフェアリーで使っていましたが終盤の3桁帯のカイリューは殆どがアンコール持ちに変わっていており剣舞ドドゲザンも流行していたためボディプレスの威力上昇と悪技に耐性を持てる格闘に変更しました。準速ドドゲザンが多かったらしいので今後使う場合は役割遂行させるためにもっと素早さに割く必要が出てくるかもしれません。

 

ドオー/毒/黒いヘドロ

慎重/天然

237(252)-95-80-x-167(252+)-41(4)

地震/毒突き/ステルスロック/自己再生

 

A:毒突きで無振りサザンドラの身代わりを大体破壊

S:ミラー意識

 

特殊受け。特性貯水も強力ですがサーフゴーやラウドボーンに安定する天然推しです。ドオーの技構成は地震1Wが一般的ですが浮遊or飛行テラスタル+挑発or身代わりで簡単に起点にされてしまうためそれを阻止するために毒突きを採用しています。渦潮レヒレ対策のヘドロ爆弾ドヒドイデみたいな感じ。シャドーボールを何度も受けるので隠密マント(クリアチャーム)に変更するかは迷いました。

 

テラスタイプは毒です。持ち物の関係上これしか選択肢がないんですがジバコイルウルガモスの水テラスタルに対してこちらもテラスタルで対応出来たりするので役立つ場面は何回かありました。毒タイプなので相手の毒菱からラウドボーンを守ってくれるのも良き。

 

ラウドボーン/妖/食べ残し

図太い/天然

211(252)-x-167(252+)-130-96(4)-86

フレアソング/身代わり/吠える/怠ける

 

物理受け。炎タイプなので毒菱展開との相性も良いです。キョジオーンやヘイラッシャを対面から起点にするために身代わりを採用しています。型が多く受けるのが難しいセグレイブですがラウドボーンにテラスタルを使えば比較的安定して受けられる事が分かったのでセグレイブ入りには積極的に選出をしました。

 

テラスタイプはフェアリーです。ノーマルや草も試しましたがフェアリーテラスタルの汎用性が高すぎて戻ってきました最強です。ただウルガモスと同様テラスタル1点読み行動はよくされるためテラスタルをするタイミングはしっかりと見定める必要があります。

 

また吠えるを採用しているためカバルドン対面身代わり→吠えるで有利な展開を作れたりドオーでステロを撒いて吠えてるだけで受けループを破壊(通称"吠えループ")出来たりします。この技構成にした事で低速サイクルやギミックに対しても役割を持つ事が出来て良かったと思います。

 

マスカーニャ/悪/拘り鉢巻

陽気/変化自在

161(76)-162(252)-91(4)-x-92(12)-180(164+)

叩き落とす/戯れ付く/トリックフラワー/イカサマ

 

A:悪テラスタル鉢巻イカサマが陽気ASセグレイブに100%から入る

S:最速ゲンガー抜き抜き

 

先発アタッカー。両方不利なのがキノガッサとデカヌチャンくらいだったのでキラフロルが初手で対面したくないポケモンが相手の構築にいた場合に選出していました。元々意地ASでの採用でしたがステロ撒菱ガブリアスの流行が落ちついてきたのとゲンガーの採用数が増えたのに伴い陽気に変更しました。

 

テラスタイプは悪です。最も使用する技である叩き落とすの火力を上げる事が目的で叩き落とす→悪テラスタル叩き落とすでリーチが伸びて倒せる事も多々ありました。イカサマはセグレイブの処理ルートを増やすために採用しました。環境にいるどのタイプに変えられても倒せる事が分かったので今期は悪テラスタル鉢巻イカサマで奇襲する事に決めました。今後襷やフェアリーテラスタルが流行る事があれば要検討です。

 

選出パターン

or+@2